DC Server Rack System

取扱いメーカー NTTデータ先端技術株式会社

地球温暖化対策としてCO2削減・環境保護の意識が高まる一方、スマートフォン・タブレットなど携帯端末やSNSサービス利用、人工知能、IoTデータなどの急増は、データセンター需要に拍車をかけ、世界のデータセンターが消費する電力は今や原発30基分に相当するともいわれています。情報とエネルギーとが調和するスマートな低炭素社会の構築にむけ、データセンターのエネルギーマネジメントは急務です。 「直流給電システム」は、電力システムを革新することで、データセンターエネルギーマネジメントの未来を拓きます。

Delivery Results
納入実績

さくらインターネット株式会社

さくらインターネット株式会社では、平成27年8月に「さくインターネット石狩太陽光発電所」を開所し、同敷地内に併設される石狩データセンターへの送電を開始致しました。これにより、発電した電力を交流電力に変換することなく、直流のまま石狩データセンターへ送電し、専用のサーバールームに給電致します。再生可能エネルギーを売電することなく、完全自社利用する仕組みを構築・稼働しています。

変換段数を減らし、さらに電力集約によって安全で高効率を実現!
(HVDC+集中電源方式)

従来の交流(UPS)方式では、バッテリーにチャージするためにAC⇒DCに変換したのち、もう一度DC⇒AC変換します。また、冗長構成やバイパス構成にすると、AC同士の並列運転となり、位相の制御や周波数を合わせるなどの高度な制御が必要、信頼性に不安があります。IT機器については、ACコンバーターが内蔵されているため、もう一度AC⇒DC変換を行い、最終的にはDC12Vがマザーボードに供給されます。

HVDC12Vシステムは、AC⇒DC変換したのち、サーバーのマザーボードまでDCで供給。よって、AC/DCの変換を2段省略する事ができます。また、HVDC⇒DC12Vは安全な電圧であり、IT機器の運用者が感電やアーク放電を気にする事が無いばかりではなく、集中電源による電源集約によって、さらなる効率改善を行っています。それによって、トランスの上位からマザーボードの入り口までを約90%と高い変換効率でシステムを運用する事が可能となります。
HVDC12V方式は、データセンターの軽負荷利用という特性を考えた、最適な高効率直流電源システムです。

シンプルな構成で従来にない、高効率・高信頼性を実現!






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